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Posted by ミリタリーブログ at

2013年06月14日

男という名の物語


二年くらい前に唐突に上のポスターが公開され、「コブラ」ハリウッドで実写映画化!というニュースが話題になったのを覚えてるだろうか?
今年の夏に公開予定だがとんとウワサを聞かないのだが・・・。

これも結構古い作品で知る人も少なくなったと思う。
寺沢武一原作のマンガで、かなり画期的な作品であった。
早くからCGを取り入れた作家で、アメコミ調の画風とセクシーなボンテージ調の女性キャラ、大人の魅力にあふれた作品だ。


80年代にアニメ化されたが、これも気合が入ってた。
まず主題歌である。当時は今と違って、ちゃんとした歌手がアニメのテーマソング歌うなんて落ち目とか色物扱いされていた時代である。それを実力派の本物のシンガーに歌わせたさきがけの作品なのである。 それにしても前野曜子をよく引っ張り出してきたものである。
ペドロ&カプリシャスの高橋真梨子以前の初代ボーカルで、抜群の美貌と類まれな歌唱力の持ち主、突然の失踪、極度のアルコール依存で消息不明だった歌姫である。
松田優作主演の「蘇る金狼」のテーマソングも同時期に歌っているが、このあと40歳の若さで鬼籍に入っている。

曲はルパンでお馴染みの大野雄二。カッコイイに決まってる。
それ以上に歌詞が秀逸過ぎるのだ。
昔のアニメは主題歌で作品の世界観がわかったもので、これもそう。
今回タイトルにも使ったのだが、

背中にまといつく 翳(かげ)りは 男という名のものがたり

であるとか

ハートに刻まれた あの日は ロマンと呼ぶには熱すぎて 

なんて歌詞は身震いするほどである。

声は故・野沢那智氏である。
数多くのアテレコで主役をものにしてきた人だが、アニメの主役には恵まれてなかった。
ルパン三世の放映前のパイロットフィルムでは、同じく故・広川太一郎氏とともにルパンの声をやっている。
逆に原作者の寺沢武一のコブラの声のイメージは山田康雄だったのだが、当時ルパンも放映中で声がダブるため叶わなかった。

「ルパンは当時忙しくて受けられなかったけど、結果ヤスベエ(故・山田康雄氏)でよかったと思う。だけどコブラは自分にとってのルパンにしたい!」

野沢はそう意気込みを語っていた。
TV終了後25年後にコブラ30周年記念作品の時は、原作者の寺沢武一にして「コブラの声は野沢でなければ作る意味がない。」と言わしめたほどのはまり役である。

ハリウッドリメイクが実現しても野沢コブラの吹き替えはない。
アニメのキャラは年をとらないが声優は年をとる。
ドラえもんの大山のぶ代さんだったかな・・・。

さて蛇足であるが、マールさんのブログで見つけたネタ!
この名作アニメの実写版CMがあるとは!
これフルムービーで作って欲しいっ!


奇しくも日本語版のナレーターは野沢那智さんw
これもはまり役だったなぁ・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。


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Posted by はんく・シュンタナ at 19:03Comments(14)とりとめのない話